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「もう自宅での、介護は限界だわ」施設の利用は不義理なのか?

 

介護破綻を避けるためにも前もって施設入所の予約を

施設の利用は介護放棄ではない( I・Oさんの場合)

 

もう自宅での、介護は限界だわ

 

私(I・Oさん)は脳梗塞で通院している70代の義母を介護していました

主人のお義母さまの介護、いわゆる姑介護です。

 

義母には「自分の物を盗まれる」といった妄想があり、

突然怒ったり、暴力をふるってきたりし、自分の部屋に鍵をかけてしまうのです。

 

 

そんななか、家族は険悪な雰囲気になってしまい

私は「自分ががんばって介護すれば、もっと義母がよくなるはずだわ」

という思いでよりいっそう献身的に介護しましたが、

精神的なストレスも多くなり、半ばうつ状態

「もう自宅での、介護は限界」

となったのです。

 

物忘れの検査をしてもらったことが転機となる。

 

 

そこで、このサイトを拝見させて頂いて、

私の介護の仕方が悪いのではなく、義母が脳梗塞で倒れたことが原因で頭になにか起こっているのかもしれない

と、義母本人に物忘れの検査をしたところ、

程度は軽いですが、アルツハイマー型認知症の兆候が出ていました。

今思えば、ここで冷静になっておいてよかったと思い出します。

ケアマネジャーさんにこの診断結果を連絡し、

私と主人、そして医療スタッフや介護スタッフが集まって今後のことを相談した結果

家での介護は限界だろうと判断し、施設の入所を申し込むことになりました。

 

 

以上、I・Oさんより頂きました文章です。

連絡くださってありがとうございました。

 

 

 

施設入所を躊躇してしまう理由とは?

 

 

介護をしているご家族の中には、

もっと自分が頑張らなければならない

自分で介護をすることが恩返しだ

施設に入れることは見放すことになる

長年住んだ家から離すのはかわいそう」という思いを持つ方もいらっしゃるでしょう。しかし決してそうではありません。

 

 

このような気持ちは“介護破綻”につながり

体力も精神も限界を迎えてしまう可能性が高く、これは近年、顕著な社会問題になっています

介護は一人で抱えこまないで、介護保険などの支援を受けて皆で支えていくことが大切です。

 

 

 

自宅介護にゆとりをもたらすためには(ゴールのわからないマラソンはつらいものです)

 

限界になってから慌てて施設を探すのではなく、

早めから施設入所のことも視野に入れておくことです。

そういった準備をすることで、介護に余裕ができ、家で穏やかに長く過ごしていただくことができます。

 

 

入所後に心の余裕をもったご家族だからこそできるケアの仕方

 

入所後もご家族は好物や旬な果物をもって会いに行って一緒に話をしたり、

外出や外泊をしたりして関わることができます。

家族だからこそできる心の絆の部分のケアをしてあげましょう。

入所してからも家族にできることはたくさんたくさんあります。

 

I・Oさんのお義母さまは、

入所当初は「施設に入れられた」と嫌がる面もありましたが、

認知症対応型のグループホームということもあり、

しばらくすると「先生、施設はとても居心地がよく、お世話になってよかった」と笑顔で話されていたそうです。

家族にも精神的な余裕ができて、I・Oさんのうつ状態も改善、

笑顔が戻って自分の好きな趣味もできるようになったそうです。

 

I・Oさんがお話してくださったことから学べることは、

・このサイトを見て他の人がどんな自宅介護をしているのか、それがどんな結末をむかえるか学ばれたこと

・きちんと医療機関に相談したこと。

・自分の精神状態を見つめ、プロに任せようと冷静な判断ができたこと

だと思います。やはり

「先生、施設はとても居心地がよく、お世話になってよかった」と笑顔でお義母さまが話されていたこと、

そして家族にも精神的な余裕ができて、I・Oさんのうつ状態も改善、

笑顔が戻って自分の好きな趣味もできるようになったことからもわかるとおり、

「施設入所=不義理」ではなかったと気づかれたことが大きいと思います。

 

施設入所というのは「杞憂」の部分が大きいものです。

入所することで不幸になるのではないかという不安があるかもしれませんが、

入ってみるとお互いにとって幸せになるかもしれません。

認知症であっても、

本人や家族全員が人生の最後までその人らしい生活をおくることはできるはずです。

目指すべき幸せな生活とは、どちらかがうつ病になったり辛い思いをして、笑顔が少なくなっていく生活ではなく、

お互いが心穏やかに過ごすためには、ノウハウをたくさん持つ介護職の方に身辺のお世話は任せてご家族はご家族しかできないケアがあるはずです。

そこにどうか 力を注ぐということをしてくださるよう願います。

是非、ご参考にして頂けたら幸いです。

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