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ご家族にこんな症状がでていませんか?もしかして認知症?チェックしてみよう!

 相談や予防のきっかけに脳・元気度チェック表

「身だしなみを気にしなくなった」等の17項目をチェックし、認知機能の低下を確認できます。ご利用ください。

 

  1. 周りへの気遣いがなくなり、相手の意見を聞こうとはしなくなった。
  2. 趣味や好きなことに興味を示さなくなった。
  3. 耳がかなり聞こえにくくなった。
  4. 身だしなみを気にしなくなった。
  5. 会話中に「あれ」「それ」などをひんぱんに使うようになった。
  6. ちょっとしたことで、感情の変化が激しくなった。
  7. エアコンのリモコン操作等、家電製品の使用が苦手になった。
  8. 買い物での支払いが苦手になり、小銭が多くたまるようになった。
  9. 外出する機会が少なくなり、家での役割も減った。
  10. 同じことを何度も繰り返すと何回も指摘されたことがある。
  11. 1つの用事をしている間に他の用事を忘れ、迷惑をかけたことがある。
  12. 1日に何回も探し物をし、他の用事ができなかったことがある。
  13. 夕方になると理由もなく落ち着かなくなる。
  14. 薬の管理ができず、適当に飲んでいる。
  15. どこでつくったかわからない打ち身やすり傷などのケガをたびたびしている。
  16. 昨日の夕食を食べたかどうか思い出せないときがある。
  17. 慣れ親しんだ場所で迷ったことがある。

 

脳・元気度チェック」は少しでも早く認知機能低下に気づき相談や予防をするきっかけづくりのために作成しました。認知機能の低下に最初に気づくのは本人です。しかし、周囲の人もいち早く気づきその人の生活を支える環境をともに整えることが大切です。そのため、このチェック表の質問項目は周囲の人も気づけるような内容にしています。

→チェックした数が3個以上になったら要注意

 

すっきり元気脳

質問番号1~15でチェック数が2個以下で、質問番号16、17にチェックがない。

うとうと眠りかけ脳

質問番号1~15でチェック数3個~6個以下で、質問番号16、17にチェックがない。

ぐぅ~ぐぅ~眠り脳

質問番号1~15でチェック数7個以上。 または、上記条件を問わず、質問番号16もしくは17にチェックがあり。

 

老化によるただの「もの忘れ」

体験の一部を忘れる。

●食事内容を忘れるだけなので、食べたかどうかは正しいことを言う。 (例えば、あと一品のおかずが思い出せない等)

●何回か会った人だとは分かるが、名前が出てこない

ヒントがあれば思い出すことがある。 ●しばらくすると思い出すことがある。 ●生活に支障はあまりない。

 

 

認知症による「もの忘れ」

体験の全てを忘れる。

【記憶の帯】

●食事を取ったかどうか思い出せず、取りつくろったこと言う。

(例えば、本当は食べたのに、忙しくて食べれなかったという等)

●何回も会っているのに、会ったことさえも忘れている。 ●ヒントがあっても思い出せない。

 

 

全国で認知症による行方不明者が相次ぎ、大きく報道されています。65歳以上の高齢者4人に1人が認知症とその予備軍といわれています。そう、4人に1人です。

もし自分自身や家族、近所の人が認知症になったら何ができるでしょうか。今、私たちにできることを一緒に考えてみようと思います。

 

認知症ってなに

実は認知症とは大きく3つの病気の総称のことです。

「認知症」は病名ではなく、認識、記憶、判断したりする力が障害を受け、社会生活に支障をきたす状態のことを総称した症状のことを言います。

 

認知症は脳細胞が死んでしまったり働きが悪くなったりして、記憶力や判断力などに障害が起こる状態のこと。原因はさまざまで、アルツハイマー病やレビー小体型認知症、脳血管性認知症などがあります。

 

アルツハイマー病

一言で言うと 脳細胞の萎縮→記憶力の低下

・脳の神経細胞が減少する

・「海馬」という脳の中で記憶を司る部分が萎縮する

・脳に「老人斑」というシミが広がる

・脳の神経細胞に糸くず状の「神経原線維変化」が見つかるといった変化が現れることがわかっています。

 

レビー小体型認知症:

ポップアップ:一言で言うと 大脳皮質の病気→幻覚や妄想

・一次性認知症

・アルツハイマー病に次いで多い病気

・一見アルツハイマー病に似ている

・大脳皮質の神経細胞内に「レビー小体」ができる

・パーキンソン病の場合はレビー小体が脳の下の方にある「脳幹」に出るのに対し、レビー小体型認知症の場合は、大脳皮質全体に出現します

→どうなるの?

→初期に幻覚(特に幻視)や妄想が出ます。

そのうちに、物忘れなどの認知症の症状が現れ、さらに体が硬くなる、動作が遅くなる、小またで歩くようになっていきます。

 

脳血管性認知症

一言で言うと 脳の血管の異常で脳に障害が残ること→身体機能の低下

脳梗塞、脳出血など脳の血管に異常が起きた結果、認知症になるものを指します。

簡単に言うと、脳血管疾患の後遺症です。

→どうなるの?

意欲の低下やめまい・しびれ・麻痺、涙もろくなるなどが見られることがあります。

 

では、アルツハイマー病やレビー小体型認知症、脳血管性認知症などに共通してどんな症状が出るのか?

共通して起きる「中核症状」

記憶障害

覚えられない、すぐ忘れるなど。物忘れは経験の一部を忘れることに対し、認知症では経験そのものを忘れてしまいます。

見当識障害

現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況を把握できなくなります。

理解・判断力の障害

考える速度が遅くなったり二つ以上のことを同時にできなくなったりします。

実行機能障害

料理の手順がわからなくなるなど、計画的な行動ができなくなります。

 

 

本人の性格や環境で変わる「行動・心理症状」

 徘徊や妄想、不潔行為、幻視など。症状が出る原因はさまざま。それを見つけて環境を整えることで治まることもあります。

治療できるの?

 アルツハイマー病は早期発見・早期治療により進行を遅らせることができ、その他の病気は薬などで症状を抑えることができます。また、認知症のような症状が出ても、治ったり一時的だったりする場合もあります。いずれにせよ早期の治療が大切。おかしいと感じたら、すぐにかかりつけ医など医療機関に相談してください

 

 

受診の多くは家族の相談

「最近、もの忘れが気になる。でも、自ら医療機関に行くには・・・。」また、周囲の人が気づいても、「信じたくない」「傷つけたくない」といった思いから、対応が遅れることもあります。

しかし、早期に適切な対応をすることによって様々な症状を軽減することができたり、薬物療法により認知症の進行を遅らせることもできます。そうすることで、住み慣れた地域で自分らしい生活を続けることが可能になります。

 

受診の多くは家族からの相談です。受診者はますます増え、初期の段階で来る人が多いです。中には重度の人もいて、在宅の場合は介護で疲れきってしまう家族もいます。接し方のアドバイスや、共倒れにならないようデイサービスや施設入所などが的確な判断なケースが多いです。

 

正しい理解が第一歩

 「砂漠で迷子になったと想像してみてください。知り合いや街を探して歩き回りませんか? それが認知症の人の徘徊です」

行動の背景にある気持ちを考えることが大切です。

親が認知症と疑念を抱く男性(37歳)は「認知症かもと思ったら優しく分かりやすい言葉で声を掛けたい」と話しました。

 

子どもにも知ってほしい

子どもたちにも認知症への理解を深めてもらおうと、小・中学生対象の講座を行った例では「ご飯を食べてすぐに『ご飯まだ?』と聞かれたらどう答える?」などの問い掛けや寸劇を通して高齢者との接し方を学びます。児童は「街で見かけたら助けてあげたい」「おじいちゃんに何回も同じことを聞かれてきつく言ってしまった。次は何回でも優しく答えたい」と話していました。ここから子どもだけではなく私たちにも共通して学べることはありそうですね。

 

認知症に対してなるべく普段の生活から心がけたいことを知ろう

認知症とどう向き合っていけばいいのだろう

なるべく声をかけてあげましょう黙って淡々とこなしても報酬をもらえない仕事をしているような気がして自分がロボットのように感じてしまいます。これは男性に多い傾向があります。あなたが向き合っているのは大事な”人”であることを忘れないでください

おいしい? 次はお茶を飲みましょうね。

と優しく声を掛けながら口に運んだり、おむつ交換などの介護をするときにも、

はい、じゃあ綺麗にしてすっきりしようね

と明るい印象の言葉をかけるとお互いに生きてそばにいる幸せを感じられます。

この小さな心配りはプロも実践していますので、ぜひ参考になさってください。

 

 

認知症の人への対応の心得

驚かせない

突然後ろから声を掛けたりせず、ゆっくり近づいて相手の視野に入ってから声を掛けましょう。

急がせない

一度にたくさん話し掛けたり複数で囲んだりせず、相手の反応をうかがいながらゆっくりと会話しましょう。

自尊心を傷つけない

失敗を責めたり叱ったりせず、気持ちに寄り添った対応を心掛けましょう。

 

また、なるべく認知症の進行を遅らせるには医師の判断のもと、処方された薬を飲むことですが、

日常生活でできることは、

手先を使った遊び

→折り紙やトントン相撲、切り絵など

歌を一緒に歌う

→口を動かすことに繋がり、歌詞をそらんじることは記憶の訓練、そしてなによりストレス発散にも繋がります。

なるべく動けるうちに動く

→状態にもよりますが、関節に負担が少なく活発に運動もできる水泳など。

 

予防する

頭と体動かして

誰にとっても「今日この瞬間がこれからの人生で一番若い」というように、なるべく動けるうちに動ける範囲での頭と体を動かしましょう。「思い立ったが吉日」です!認知症を予防するには頭や体を動かすことが大切で、ウォーキングなどの有酸素運動が有効といわれています。

※有酸素運動とは歩く、走る、泳ぐなど20分以上の運動です。
※無酸素運動とは、筋トレなど瞬発的な運動を指します。

 

日常生活で考える力を向上させるコツや健康増進のための体操、脳の衰えを予防する口や歯の健康づくりデイサービスを提供している施設で口で説明されるよりも利用しながら覚えて教えていただくことが早いし身につきますのでいいでしょう。お近くのところにお問い合わせください。

 

経験上、ご家族だけで継続できるのは相当仲の良かった例です。

気恥ずかしかったり面倒くさがられたりして初志貫徹できていることは稀です。

だからこそみんなが集まる集会や施設を利用すること結局は人生の元気な時間をなるべく長くすることに繋がります

全部を自宅でやろうとは思わず、おもいきって外に出る、誰かにたよってみんなで支えていく

そういった考えを持つことが大切になります。

最初の一歩は重いかもしれません。今のままでもいいかなと思うかもしれません。

そういう時はその先にある「さらに元気な笑顔」を想像してみてはいかがでしょうか。

 

 

では実際のケースからなにか考えられるヒントになればと思い、ご紹介します。

告知を受け入れられず大泣き

明るくおしゃれだった奥さまが頭痛を訴えだしたのは40代の頃。病院に行っても原因は分からず、「物忘れが増えたことをとがめてしょっちゅうけんかしました。」認知症と告知されたのは最初の受診から2年後の52歳の時でした。「治らないと言われ、受け入れられずに泣きました。あんまり泣くから私も泣いてしまって…二人で大泣きしました。」しかし翌日、奥さまは病院に行ったことさえ覚えていませんでした。「病気のことを伝えてもぽかんとしていました。」

そう語って頂いた旦那さまの例をご紹介します。

気付けなかった後悔

 数年経った頃、告知の5年前から奥さまが付けている日記を見つけました。当初から「頭が痛い」「つらい」と体の不調を訴え、告知の頃には「物忘れがひどい」「頭が変」という記述が増えていました。日記を読んで初めて奥さまがずっと不安を抱えていたことに気付いた旦那さま。「もっとちゃんと向き合っていれば」と後悔が溢れたそうです。

悩みの共有が支えに

奥さまはキャッシュカードや通帳など大事なものを失くしたり急に怒り出したりするようになりました。認知症について何も知らなかった旦那さまは、インターネットや本で調べる中で「同じような悩みを持った人がたくさんいるんだと思うと楽になりました」と話してくださいました。「介護は一人ではできない。いつも助けられています。道で声を掛けてもらえるだけでも『見守ってくれている』と感じるんですよ。

これからも共に

一時は心中を考えるほど思い詰めたという旦那さま。「今は愛する妻が生きているということが幸せ」と話します。現在奥さまは車椅子に乗り、言葉もほとんどありません。旦那さまは「働いているのでデイサービスやガイドヘルパーを利用しても日々の介護は大変です。でも本人の喜ぶ顔など希望を見つけることが大切」と、一緒に外へ出掛けたりする時間を楽しんでいます。

徘徊するたび警察から呼び出されるんです」「認知症を診てくれる病院が増えてほしい」接し方に悩む人には「声を掛けるときは優しくね」「できるだけ一緒に出掛けるといいよ」とアドバイスします。75歳の旦那さまを介護する奥さまは「一人で決断していたことを相談できて心強い」と話します。

介護に疲れてまどろんでいる間に勝手に徘徊。そして交通事故や転落等で愛する人をなくすくらいなら、施設でしっかり面倒を見て欲しいと思っています。

 

・手先を使った遊び

・歌を一緒に歌う

・なるべく動けるうちに動く

を具体的な例としてご紹介しましたが、家でやるよりも「みんなでやったほうが楽しいだろうし長続きする」はずです。

 

 

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